年末、頑張って作ったおせち。でも栗きんとんや黒豆だけ、少し余ってしまいがちですよね。「またこれ?」とお子さんの箸が進まないのを見ると、少し寂しい気持ちになる…そのお悩み、とてもよく分かります。
でも、ご安心ください。その“余りもの”こそが、お子さんが大喜びする絶品スイーツに大変身する「魔法の材料」なんです。
この記事では、年末の忙しいママのために、たった10分で、洗い物も少なく作れる、失敗しない「変身スイーツ」のレシピだけを厳選してご紹介します。
読み終える頃には、お子さんの「おいしい!」が聞ける、新しいお正月の楽しみがきっと見つかりますよ。
「また栗きんとん?」年末のママを悩ませる“おせち甘味マンネリ問題”とは
「伝統も大事にしたいけど、子供が食べてくれないと作る気力が…」という声をよく耳にします。心を込めて作ったおせち料理が、なかなか減らないのは寂しいものですよね。
特に栗きんとんや黒豆といった甘いお料理は、独特の風味や食感から、現代のお子さんにとっては少し大人びた味に感じられることがあります。
ですが、このお悩みを解決するために、おせち作りをやめてしまう必要は全くありません。大切なのは、少しだけ視点を変えること。
おせちのリメイクは、決して「手抜き」や「伝統の軽視」ではないのです。むしろ、時代に合わせて形を変えながら、食文化のバトンを次の世代に繋いでいくための「愛情のこもった工夫」だと私は考えています。お子さんが「お正月のこのデザート、大好き!」と思ってくれれば、それが新しい家族の伝統になっていくはずです。
成功の秘訣は“洋風おやつ”への発想転換!変身スイーツ2つの法則
「リメイクって、なんだか難しそう…」と感じるかもしれませんが、全くそんなことはありません。成功の秘訣は、栗きんとんや黒豆を「和食」の材料としてではなく、「洋風おやつ」の材料として捉え直す、この発想の転換だけです。
具体的には、たった2つの法則を覚えるだけで、レパートリーは無限に広がります。
法則1:いつもの「おやつミックス」と組み合わせる
黒豆のような素材は、ホットケーキミックスと組み合わせることで、驚くほど簡単に洋風の焼き菓子の具材になります。粉をふるったり、ベーキングパウダーを計量したりする手間が一切不要なので、大幅な時短が実現します。法則2:子供が好きな「ひんやりスイーツ」に変身させる
栗きんとんのようなペースト状の食材は、バニラアイスのような子供が好きな「ひんやりスイーツ」に変身させるのが大成功の近道です。混ぜ込むだけで、栗きんとんが持つ和の甘さが、リッチな洋風の味わいに生まれ変わります。
この2つの法則さえ押さえれば、もうレシピに迷うことはありません。
リメイクスイーツを作る際は、レシピに書かれている砂糖の量を、まず半分以下に減らしてください。
なぜなら、初めてリメイクに挑戦する方が最も陥りやすい失敗が「甘さの調整ミス」だからです。栗きんとんや黒豆は、それ自体にしっかりとした甘みがあります。そのことを忘れてレシピ通りの砂糖を加えてしまうと、甘すぎて食べきれないお菓子が完成してしまいます。素材の甘さを活かすことが、リメイク成功への一番の近道ですよ。
〈栗きんとんリメイク編〉

レシピ1:トースターで3分!「なんちゃってスイートポテト」
- 調理時間: 約5分
- 難易度: ★☆☆
- 失敗しないポイント: 焦げ付きそうな場合は、上にアルミホイルをかぶせてください。
材料(2〜3個分)
- 栗きんとん:100g
- 牛乳(または生クリーム):大さじ1
- バター:5g
- 卵黄(つや出し用):お好みで
作り方
- 耐熱ボウルに栗きんとん、牛乳、バターを入れ、ラップをせずに電子レンジ(600W)で30秒加熱します。
- なめらかになるまでフォークなどでよく混ぜます。
- アルミカップに入れ、形を整えます。
- お好みで表面に卵黄を塗り、オーブントースターで焼き色がつくまで3分ほど焼けば完成です。
レシピ2:混ぜて冷やすだけ!「濃厚マロンアイス」
- 調理時間: 約3分(冷やす時間を除く)
- 難易度: ★☆☆
- 失敗しないポイント: 栗きんとんの粒感を少し残すように混ぜると、食感が楽しくなります。
材料(2人分)
- 栗きんとん:100g
- バニラアイス:200ml(市販のカップ1個分)
作り方
- ボウルにバニラアイスを入れ、少し柔らかくなるまで常温に置きます。
- 栗きんとんを加え、スプーンでざっくりと混ぜ合わせます。
- 再び冷凍庫に入れ、30分ほど冷やし固めたら完成です。
〈黒豆リメイク編〉

レシピ1:HMで一発!「しっとり黒豆パウンドケーキ」
- 調理時間: 約40分(焼き時間を除く)
- 難易度: ★★☆
- 失敗しないポイント: 黒豆の煮汁を少し加えることで、生地がよりしっとり、風味豊かになります。
材料(パウンドケーキ型1台分)
- 黒豆の煮物:100g
- ホットケーキミックス(HM):150g
- 卵:1個
- 牛乳:100ml
- サラダ油(または溶かしバター):大さじ3
- 黒豆の煮汁:大さじ1(あれば)
作り方
- ボウルに卵を割り入れて溶きほぐし、牛乳、サラダ油、黒豆の煮汁を加えてよく混ぜ合わせます。
- ホットケーキミックスを加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜます。
- 最後に黒豆を加え、さっくりと混ぜ合わせます。
- クッキングシートを敷いたパウンドケーキ型に生地を流し入れ、170℃に予熱したオーブンで30〜35分焼きます。
- 竹串を刺して生の生地がついてこなければ完成です。
レシピ2:クリームチーズと和えるだけ「やみつき黒豆チーズディップ」
- 調理時間: 約3分
- 難易度: ★☆☆
- 失敗しないポイント: クリームチーズは常温に戻しておくと、黒豆と混ざりやすくなります。
材料(作りやすい分量)
- 黒豆の煮物:50g
- クリームチーズ:100g
- レモン汁:小さじ1/2(お好みで)
作り方
- ボウルに常温に戻したクリームチーズと黒豆を入れ、フォークなどで黒豆を軽く潰しながら混ぜ合わせます。
- お好みでレモン汁を加えて混ぜ、味を調えたら完成です。クラッカーやパンに塗ってお召し上がりください。
よくあるご質問(FAQ)
Q1.甘さの調整はどうすればいいですか?
A.上記の「ワンポイントアドバイス!」でも触れましたが、まずは砂糖を加えず、素材の甘みだけで味見をしてみてください。もし甘さが足りないと感じた場合は、お砂糖やはちみつを少量ずつ加えて、お好みの甘さに調整するのがおすすめです。
Q2.作ったお菓子は、どのくらい日持ちしますか?
A.保存料を使用していないため、冷蔵庫で保存し、2〜3日中を目安に食べきるようにしてください。特にアイスクリームやディップなどの生菓子は、なるべく早めにお召し上がりください。
Q3.伊達巻もリメイクできますか?
A.はい、できます。伊達巻は、その甘さと卵の風味を活かして、フレンチトースト風にするのがおすすめです。溶き卵と牛乳に浸してバターで焼くだけで、美味しいデザートに早変わりしますよ。
まとめ
おせちの残りは、少しの工夫でお子さんが喜ぶ絶品スイーツに生まれ変わります。大切なのは、難しく考えすぎないこと。
- 法則1:いつもの「おやつミックス」と組み合わせる
- 法則2:子供が好きな「ひんやりスイーツ」に変身させる
この2つの法則を思い出すだけで、きっとレパートリーに困ることはなくなるはずです。
この記事で紹介したレシピは、どれも驚くほど簡単です。今年のお正月は、お子さんの「おいしい!」という歓声で、もっと素敵な一年の始まりにしてみませんか?
まずは一番簡単な「栗きんとんマロンアイス」から、ぜひ試してみてくださいね!