職場のふとした会話で「母の日に贈るカーネーションの色で、すごく悪い意味のやつがあるらしいよ」なんて言葉が耳に入り、ドキッとした経験はありませんか?「自分の去年の贈り物は大丈夫だったかな…?」と、急に不安になってしまう。
そのお気持ち、とてもよく分かります。あなたと同じように、直前になって花の選び方に不安を感じる方がたくさんおられます。
でも、安心してください。この記事を読み終える頃には、その不安は「これなら喜んでくれる!」という自信に変わっています。母の日に贈るべきでない花とその理由を明確に理解し、マナーの先にある、お母様が本当に心から喜んでくれる花を、自信を持って選べるようになります。
大切なのは、ほんの少しの知識と、何よりお母様を想うあなたの気持ちです。これから、その気持ちが最高の形で伝わる、自信の持てる花選びを一緒にお手伝いしますね。
【結論】母の日にNGな花は?避けるべき3つの種類と理由
色々と調べていると、たくさんの「NGな花」の情報が出てきて混乱してしまいますよね。ですが、マナーとして多くの方が認識しており、特に注意したい花は、実はポイントを絞って押さえることができます。
まずはこの2つを「絶対に避けるべき花」として、次にもう1つ「できれば避けたい花」を覚えておきましょう。
- 【絶対NG】白いカーネーション:亡き母へ捧げる花
- 【絶対NG】菊(特に白や黄色):お悔やみ・仏花のイメージ
- 【避けるのが無難】黄色いカーネーション:ネガティブな花言葉を持つため
「え、これだけ?」と思われるかもしれません。もちろん、他にも様々な説がありますが、この3点を押さえておけば、マナーで大きく失敗することはありません。なぜこれらがNGとされるのか、その理由を知れば、もうマナーに漠然と怯える必要はなくなります。次の章で詳しく見ていきましょう。
母の日にその花はNG!贈ってはいけない3つの理由を解説
マナーとは、相手を不快にさせないための思いやりです。そして、その背景にある理由や歴史を知ることで、単なるルールではなく、より深い思いやりとして実践できます。
先ほど挙げた花がなぜNGとされるのか、その核心的な理由をご説明します。
【NGな花①】白いカーネーションは「亡き母へ捧げる花」
母の日の習慣は、20世紀初頭のアメリカで、アンナ・ジャービスという女性が亡き母を追悼するために、教会で白いカーネーションを配ったことから始まりました。このエピソードが由来となり、「白いカーネーション」は亡くなった母親へ捧げる花という特別な意味を持つようになったのです。
この歴史的背景から、ご健在のお母様へ白いカーネーションを贈ることは、「亡くなった人」として扱っているような印象を与えかねない、重大なマナー違反とされています。これは母の日のプレゼントにおける、最も注意すべき禁忌(タブー)と言えるでしょう。
【NGな花②】菊は「お悔やみ・お供え」のイメージが強い
次に、菊です。特に白や黄色の菊は、日本では古くから葬儀や法事など、お悔やみの場で飾られる「仏花」として広く使われてきました。このため、菊という花そのものが「お供え」や「悲しみ」のイメージと強く結びついています。
もちろん、最近では品種改良によって、菊にも明るく華やかな色や形の種類が増えました。しかし、お母様の世代にとっては、まだまだ「菊=お悔やみ」という印象が根強いのが実情です。お祝いの気持ちを伝える母の日の贈り物としては、誤解を招かないためにも避けるのが最も安心な選択です。
【補足】おしゃれな「マム」なら選択肢に
ただし近年、菊は「マム」という名前で欧米から逆輸入され、ピンポンマムやスプレーマムといった、丸く可愛らしい形やカラフルな品種がフラワーアレンジメントで大変人気です。こうした現代的なマムを使った明るいブーケであれば、「仏花」のイメージから外れるため、お祝いの贈り物として受け入れられるケースも増えています。お母様がおしゃれや新しいものに敏感な方であれば、選択肢の一つとして考えても良いでしょう。
【NGな花③】黄色いカーネーションは「軽蔑」などネガティブな花言葉
明るく綺麗な色ですが、黄色いカーネーションには「軽蔑」「嫉妬」「侮辱」といったネガティブな花言葉があるとされています。もちろん、すべての人が花言葉を気にするわけではありませんが、感謝を伝える日だからこそ、誤解を招く可能性のある色は避けるのが賢明な判断です。
母の日でNGな花を避けた後が肝心!本当に喜ばれる花の選び方3選
さて、ここまでは失敗しないための「守りのマナー」についてお話ししました。多くの方がこの「守り」だけで満足してしまいますが、本当に喜ばれるギフトはその一歩先にあるということです。ここからは、もっと楽しく、お母様の笑顔を具体的に引き出すための「攻めの選び方」をご紹介します。
選び方1:お母さんの「好きな色」から選ぶ
一番シンプルで、一番気持ちが伝わる方法です。「お母さん、何色が好きだったかな?」と思い出してみてください。赤が好きなら赤いバラ、ピンクが好きならピンクのチューリップ。たとえ定番の花でも、「あなたの好きな色だから選んだんだよ」という一言が、何よりのプレゼントになります。選び方2:「伝えたい気持ち」を花言葉で選ぶ
少し照れくさくて言えない言葉も、花言葉なら伝えられるかもしれません。プレゼントに意味を付与することで、ギフトの価値はぐっと高まります。「感謝」の気持ちを伝えたいならピンクのバラ、「尊敬」なら白いバラ(※母の日において、白いバラはカーネーションと違い「尊敬」という素敵な意味で贈られます)など、あなたの気持ちにぴったりの花を探してみましょう。選び方3:「お部屋の雰囲気」で選ぶ
お母様が一番長く過ごすリビングを思い浮かべてみてください。明るく元気な雰囲気ならオレンジや黄色のガーベラ、上品で落ち着いた雰囲気なら淡い紫のトルコキキョウなど。お部屋に飾った時に、その空間がもっと素敵になるような花を選ぶのも、とても気の利いた選び方です。
母の日、カーネーション以外の花も素敵!NGを避けた人気花5選と花言葉
「定番のカーネーション以外で、何か気の利いたものを贈りたい」というご相談もよく受けます。もちろん、カーネーション以外にも、あなたの「ありがとう」を伝えてくれる素敵な花はたくさんあります。
ここでは、母の日のプレゼントとして人気があり、ポジティブな花言葉を持つ花をいくつかご紹介します。
カーネーション以外も素敵!母の日におすすめの花
| 花の種類 | おすすめの色 | 代表的な花言葉 | 与える印象 |
|---|---|---|---|
| バラ | ピンク、赤 | 「感謝」「愛情」「美」 | 華やか、上品、ロマンチック |
| アジサイ | ピンク、青 | 「家族団らん」「元気な女性」 | おしゃれ、ボリューム感がある ※「移り気」という花言葉もありますが、近年は「家族団らん」などポジティブな意味で人気です。 |
| チューリップ | ピンク、赤 | 「思いやり」「誠実な愛」 | 可愛らしい、春らしい、親しみやすい |
| ユリ | ピンク、オレンジ | 「純粋」「華麗」 | エレガント、豪華、存在感がある ※白いユリはお供えのイメージを持つ方もいるため、母の日には避けるか、他の色を選ぶのが安心です。 |
| ガーベラ | ピンク、オレンジ、黄 | 「希望」「常に前進」 | 明るい、元気、ポジティブ |
母の日の花に関するよくある質問|鉢植え・値段の相場など
最後に、母の日の花に関するよくある質問にお答えします。
Q1. 鉢植えのプレゼントは失礼にあたりますか?
A1. いいえ、失礼にはあたりません。ガーデニングが趣味のお母様には「長く楽しめる」と大変喜ばれます。一部で「根付く」が「寝付く」を連想させ縁起が悪いという説もありますが、これは主にお見舞いの際の考え方であり、母の日の贈り物では現在ほとんど気にされません。もしお母様が昔ながらの風習や縁起を大切にする方であれば、念のため切り花を選ぶとより安心かもしれません。お母様の性格やライフスタイルに合わせて選ぶのが一番です。
Q2. プリザーブドフラワーやドライフラワーはどうですか?
A2. こちらも人気の高い選択肢です。水やりの手間がなく、美しい状態を長く保てるのが魅力です。ただし、ご年配の方の中には「生きていない花」という印象を持つ方もいらっしゃるかもしれません。お母様が新しいもの好きでおしゃれな方なら、きっと喜んでくれるでしょう。
Q3. 花束の値段の相場はどれくらいですか?
A3. 一般的には3,000円〜8,000円程度が相場とされています。ご予算に合わせて、お花屋さんに「このくらいの金額で、明るい雰囲気で」と相談してみるのがおすすめです。プロが素敵なアレンジメントを作ってくれますよ。
まとめ:母の日にNGな花のマナーを知り、心から喜ばれる贈り物を
この記事では、母の日に贈る花のNGマナーと、本当に喜ばれる花の選び方について解説してきました。
- 絶対に避けるべきなのは「白いカーネーション」と「お悔やみ用の菊」。
- 「黄色いカーネーション」もネガティブな花言葉から避けるのが無難。
- NGの理由は、お悔やみやネガティブなイメージに繋がるから。
- マナーを守った上で、「好きな色」「花言葉」「部屋の雰囲気」で選ぶと、もっと気持ちが伝わる。
たくさんのルールがあるように感じて不安だったかもしれませんが、大切なポイントはとてもシンプルです。
最終的に、お母様が一番嬉しいのは、あなたが「お母さんは何が好きかな」「どうしたら喜んでくれるかな」と考えてくれた、その時間と気持ちそのものです。
あなたが「お母さんは何が好きかな」と考えて選んだその時間こそが、最高のプレゼントです。もうマナーに不安を感じる必要はありません。自信を持って、「いつもありがとう」の言葉と一緒に、素敵な花を渡してくださいね。